【尿もれのこぼれ話 3部作】第3話

切らない尿もれ治療という新常識

― BIJIRIS × PRPで“根本改善”へ ―

こんにちは、院長の副田です。

「トレーニングは続かない」
「手術は怖い」

そんな方のために、
当院では “切らない治療” を用意しています。

① BIJIRIS(ビジリス)

高密度電磁刺激で
骨盤底筋を“自動トレーニング”する医療機器。

服を着たまま20〜30分座るだけです。

👉 数千回分の筋収縮
👉 インナーマッスルまで刺激

海外データでは
約60〜80%が改善

■通院目安
週1〜2回 × 6〜15回(2、3ヶ月でも効果を感じられますが継続するほど改善します)

「頑張らなくていい治療」です。

忙しい方ほど喜ばれます。

② PRP(多血小板血漿)療法

さらに一歩進んだ選択肢。

自分の血液から成長因子を抽出し、
尿道周囲へ注入する再生医療です。

👉 組織修復
👉 コラーゲン増生
👉 尿道の締まり回復

臨床報告では

・改善率 70〜80%
・パッド不要 30〜40%

手術せずここまで改善が期待できます。

そして当院は
国内でも早期から導入している専門施設の一つ です。

【PRP+BIJIRISの併用】

👉 組織を強くする × 筋肉を鍛える

理論的にも最強の組み合わせ。

改善スピード・満足度ともに非常に高いと思います。

「早く治したい方」ほど、この選択はいかがでしょうか。

最後に

尿もれは命に関わらない。
でも、

旅行
仕事
運動
外出

人生の自由をじわっと奪います。

だからこそ
我慢しなくていい病気です。

腹圧性尿失禁は
「歳だから仕方ない」ではなく
「ちゃんと治療できる時代」。

気軽に相談してください。
それが一番の近道です。

【尿もれのこぼれ話 3部作】第2話

腹圧性尿失禁は保険診療でここまで治せます

― 手術だけじゃない!実は選択肢が多いんです! ―

こんにちは、院長の副田です。

前回お話しした腹圧性尿失禁。
「治療できる」と言われても

「結局、手術でしょ?」
「なんだか大変なんじゃ…」

そう思っていませんか?

実は違います。

いきなり手術になる方は少数派です。

まずは負担の少ない治療から始めます。

腹圧性尿失禁の第一選択は

① 骨盤底筋トレーニング

いわゆる“尿もれ体操”。

正しく継続できれば
👉 約50%前後が改善

軽症ならこれだけで十分治る方も多いです。

ただ…

正直に言うと
「続かない人がほとんど」 なんですよね。

・やり方が分からない
・効いてる実感がない
・三日坊主になる

これが最大の壁。
きちんとしたやり方で3ヶ月以上継続する必要があるので、
途中で続けられなくなる方が多いです。

② 手術(スリング手術など)

中等症〜重症では

👉 改善率80〜90%

と非常に有効。

ただし

・入院
・ダウンタイム
・合併症リスク

があるため、
「できれば避けたい」という声も多いのが現実です。

つまり今までは…

✔ 体操(効くけど続かない)
✔ 手術(効くけどハードル高い)

この “両極端” しかなかった。

だから
「我慢する」という選択をしてしまう人が多かったんです。

でも最近は違います。

次回予告(ここが本題)

実は今、

✅ 座るだけで骨盤底筋を自動トレーニングできる機械
✅ 切らずに組織を再生させるPRP治療

という
“骨盤底筋体操と手術の間” を埋める最新治療 が登場しています。

当院でも導入しており、
特に尿失禁に対するPRP治療に関しては国内2人目、西日本では唯一の治療施設になります(2026年2月17日現在)。

次回、
👉 BIJIRIS(ビジリス)
👉 PRP再生医療

について詳しく解説します。

正直、ここが一番読んでほしい回です。

【尿もれのこぼれ話 3部作】

第1話 尿もれってなんで起こるの?

咳やくしゃみで尿もれ…それ、実は「治療できる病気」です

― そもそも腹圧性尿失禁とは?―

こんにちは。院長の副田です。

外来で、こんな相談を本当によく受けます。

「咳でちょっと漏れて…」
「パッドはしてるけど、歳のせいですよね?」
「恥ずかしくて今まで誰にも言えませんでした」

実はこれ、
腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)=尿もれ
という立派な“病気”です。

でも多くの方が
「年齢のせいで仕方ない」
「出産したらこうなるもの」
と我慢してしまっている。

これ、すごくもったいないです。

こんな症状ありませんか?

✔ 咳・くしゃみで漏れる
✔ 笑った瞬間ハッとする
✔ 走れない・ジャンプできない
✔ 常にパッドが手放せない
✔ 出産後からずっと続いている

1つでも当てはまれば、典型的な腹圧性尿失禁です。

実はかなり多い病気です

データでは

・40歳以上女性の 約30〜40%
・出産経験者の 約50%
・前立腺手術後男性の 20〜40%

つまり
「珍しい」どころか、ありふれた病気。

でも「相談しにくい」んですよね。

なぜ漏れるの?

原因はシンプル。

👉 骨盤底筋・尿道括約筋のゆるみ

出産・加齢・手術などで筋肉が弱ると、
お腹に力が入った瞬間に尿道が支えきれず漏れてしまいます。

いわば
“筋力低下によるゆるみ”

つまり…

▶︎ 筋肉や組織を回復させれば、改善できる

ということ。

つまり…

▶︎ 筋肉や組織を回復させれば、改善できる

…大事なことなの2回言いました。

腹圧性尿失禁は、医学的に治療できる疾患 なんです。

次回予告

「でも実際どうやって治すの?」

そう思いますよね。

次回は
👉 保険診療でできる基本治療
👉 骨盤底筋トレーニングの効果
👉 手術ってどんな人が対象?

このあたりを リアルな数字付きで解説します。

実は
「約半数の方が、手術せずに改善しています。」

知らないと損です。
ぜひ次回も読んでください。

前立腺肥大症に対する新しい手術「ウロリフト(UroLift)」について

こんにちは。院長の副田です。
今回は、当院でもご相談が増えている前立腺肥大症の新しい治療法「ウロリフト(UroLift)」についてご紹介します。

前立腺肥大症とは

前立腺肥大症は、加齢に伴い前立腺が大きくなり、尿道を圧迫することで
・尿の勢いが弱い
・夜間頻尿
・残尿感
・排尿に時間がかかる
といった症状が現れる病気です。

治療としては、内服治療が基本ですが、効果が不十分な場合や副作用で継続が難しい場合には、手術治療が検討されます。

ウロリフト(UroLift)とは

ウロリフトは、前立腺を切除せずに尿道の通りを改善する負担の少ない治療です。
専用のインプラントを用いて、前立腺の尿道を広げ排尿を楽にします。

使用する機械です。

ウロリフトの特徴・メリット

ウロリフトには以下のような特徴があります。

  • 前立腺を切らない治療
  • 出血が少ない
  • 手術時間が短い
  • 入院期間が短い、または日帰りも可能
  • 射精機能や性機能への影響が極めて少ない

当院では全国でも数少ない日帰りで治療が受けられる施設です!

特に、今まで手術が受けられなかった高齢の方にとっては大きなメリットのある治療法です。
ただすべての方に適しているわけではありません
前立腺の大きさや形、膀胱の状態によっては、ウロリフトが適さない場合もあります。
そのため、当院では診察・検査を行ったうえで、患者さん一人ひとりに合った治療法をご提案しています。

(左から)閉塞した前立腺をインプラントを使って徐々に広げていきます。

当院での考え方

内服治療、ウロリフト、従来の手術治療など、それぞれにメリット・デメリットがあります。
当院では、
「症状の改善」だけでなく
「生活の質(QOL)」
「将来の安心」
まで考えた治療選択を大切にしています。

最後に

当院は全国でも有数の症例数を誇り、他院への指導や、ドクターの手術見学も受け入れています。
また大学病院から患者さんをご紹介いただいたり、他県からも手術を受けに来ていただいております。

「薬を飲み続けるのがつらい」
「手術は怖いが、症状は何とかしたい」
「性機能への影響が心配」

そのようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
ウロリフトが適しているかどうかも含め、丁寧にご説明いたします。

今後もブログでは、前立腺疾患や治療について分かりやすく発信していきます。

「年齢のせい」だけではない前立腺肥大症のお話

「最近、トイレが近くてねぇ」
「夜中に何回も起きるんですよ」
「昔ほど勢いがでないなぁ」

外来でほぼ毎日のように聞くフレーズです。
そしてそのあとに続くのが、
「まあ、歳だから仕方ないですね」という一言。

いえいえ、仕方ないで済ませられないこと結構多いんです!

前立腺肥大症って、そもそも何?

前立腺は膀胱から出てすぐの尿道を取り囲む、男性だけにある臓器です。
年齢とともに少しずつ大きくなり、尿道をギュッと圧迫してしまうことがあります。

また、そこまで前立腺が大きくなくても尿道部分が固く開きにくくなる場合もあります。
これが前立腺肥大症です。

イメージとしては、
ホース(尿道)を、だんだん太くなった輪ゴム(前立腺)が締め付けている状態。
水(尿)の勢いが弱くなるのも、途中で止まりがちになるのも、無理はありません。

こんな症状、ありませんか?

  • 尿の勢いが弱くなった
  • 排尿に時間がかかる
  • トイレが近い
  • 残尿感がある

ひとつでも「あるかも!」と思った方、
前立腺が静かに肥大し始めている可能性があります。

そうこうしているうちに、

  • 膀胱に負担がかかる
  •  尿閉(全く出なくなる)
  •  腎機能に影響が出る

といった事態になることもあります。

治療はいろんな方法があります。
実際には

  • 内服治療
  • 体への負担が少ない低侵襲手術
  • 入院での手術治療

など、選択肢は広がっています。

当院では、治療経験豊富な院長が最適な治療を選択し、少しでも症状が良くなるよう努めます。

「年齢のせい」とあきらめる前に、「ちょっと相談してみようかな。」
その一歩で、生活の質は大きく変わることがあります。
どうぞお気軽にご相談ください。

夜中のトイレ問題、実はお薬以外の治療もあります!

「夜、3回は起きます」
「目が覚めるとトイレに行きたくなって‥」

夜間頻尿は、前立腺肥大症や過活動膀胱の代表的な症状ですが、
実は 前立腺や膀胱だけを治療しても改善しないことがある、なかなか手ごわい相手です。

なぜなら夜間頻尿は、
👉 前立腺、膀胱の機能低下
👉 睡眠障害
👉 体の水分バランス

この3つのトラブルで起きているからです。

まず大前提:夜間頻尿の定義

医学的には、
「夜、睡眠中に1回以上排尿のために起きること」
を夜間頻尿と呼びます。

しかし臨床の現場では、生活に影響が出やすい2回以上が治療介入とされることが多いです。

夜間頻尿を悪化させる“食事習慣”

① 夕方以降の水分、実は“飲みすぎ”

「水分はたくさん摂ったほうがいい」
これは半分正解で、半分誤解です。

○日中はOK
✖ 就寝前2〜3時間の大量摂取はNG

特に

  • 寝る前の「念のためのコップ1杯」
  • 入浴後のゴクゴク

は、夜間頻尿の定番トラップです。

👉 喉が渇く場合は口をゆすいだりしましょう。

② アルコールは“夜間頻尿製造機”

アルコールは

  • 利尿作用
  • 睡眠の質低下

のダブルパンチです。

「飲んだからトイレに行く」
「トイレに行くから目が覚める」
「目が覚めたからまた行きたくなる」

そういった負のループ完成です。

👉 晩酌を“休肝日つき”にしたり、もっと早い時間に摂取することで変化が出ることがあります。

③ カフェイン、意外と夕方まで残ります

コーヒー1杯の覚醒効果は、思っている以上に長持ちします。

  • コーヒー、紅茶
  • 緑茶
  • エナジードリンク

は、膀胱を刺激し尿意を強めます。

また利尿作用で尿量も増えます。

👉 目安は「夕方以降はノンカフェイン」。

④食事内容+摂取時間が大事

夜間頻尿対策では、いつ、何を食べるかが重要です。

  • 塩分が多い夕食
    → 塩を捨てるために尿量増加
  • 就寝直前の果物・汁物
    → そのまま尿へ

👉 夕食は就寝3時間前までが理想です。

食事以外で、ぜひ見直してほしい生活習慣

① 足のむくみ、夜に膀胱へ集結しています

夕方になると靴下の跡がくっきり…
この下半身のむくみ、夜になると体に戻り、最終的に尿になります。

少しの行動で対策できます。

  • 夕方の軽い散歩
  • 夕方に足を少し高くして休む
  • 弾性ストッキング(必要な方)

👉 「足に溜まった水は、起きている間に出す」イメージです。

② 寝る前の“念のためトイレ”、必ず行きましょう

「まだ出ないけど行っておこう」
これは正しい行動です。

就寝直前にもう一度行くことで、夜間の排尿回数が減る方も多くいます。

③ いびき・無呼吸、放置していませんか?

睡眠時無呼吸症候群があると、夜間に尿を作るホルモンのバランスが崩れます。

👉 夜間頻尿+いびき+日中の眠気、この組み合わせ、要注意です。

④ぐっすり寝るための準備をしましょう

眠りを誘うホルモン「メラトニン」を増やすことが必要です。

メラトニンは夜間に増え体温や血圧を下げ入眠しやすくしますが、光を浴びると減ってしまいます。

  • スマホやパソコン、テレビを寝る直前まで見ない
  • 寝る1時間前には部屋を暗くする

👉「目が覚めるとトイレに行きたくなる」は睡眠障害による夜間頻尿の特徴です。

まとめ:夜間頻尿対策は「夕方から始まっている」

  • 水分は「日中しっかり、夜は控えめ」
  • アルコールとカフェインは時間を気にする
  • むくみ対策は治療になる

夜間頻尿は、生活習慣の調整で改善する余地が大きい症状です。

それでも改善しない場合は、前立腺肥大・過活動膀胱・脳血管障害・心疾患など、医学的評価が必要なサインかもしれません。

「夜、続けて眠れる」
それだけで、毎日の調子は大きく変わります。
気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。