こんにちは。
名古屋市中村区 そえだ腎・泌尿器科クリニック院長の副田です。
前回は、
座るだけの尿もれ治療「BIJIRIS(ビジリス)」についてご紹介しました。
今回はその続きです。
BIJIRISは、単なる尿失禁治療機器ではありません。
フェムケア・性機能サポートまで含めた骨盤底トータルケア治療として活用できる点が大きな特徴です。
■ 骨盤底筋は「排尿」だけの筋肉ではない
骨盤底筋は、
を支える“ハンモック状の筋肉”です。
この筋肉は、
✔ 排尿コントロール
✔ 臓器の支持
✔ 体幹の安定
✔ 性機能
に深く関わっています。
つまり、骨盤底筋が弱ると
「尿もれ」だけではなく、
QOL(生活の質)全体に影響が出てしまうのです。
■ フェムケア領域で注目される理由
近年、フェムケアへの関心が高まっています。
特に多いのは:
✔ 出産後の骨盤底筋低下
✔ 膣のゆるみ感
✔ 更年期以降の乾燥・違和感
✔ 軽度の尿もれ
出産や加齢により骨盤底筋は確実にダメージを受けます。
BIJIRISは、
高密度電磁刺激によって
自分ではできないレベルの深部筋収縮を起こします。
これにより、
が期待できます。
切らない・服を着たままという点も、
心理的ハードルが低い理由の一つです。
■ 前立腺癌術後の尿失禁にも
前立腺癌の術後にみられる尿失禁は、
骨盤底筋の機能低下が大きく関与します。
手術で尿道周囲の支持構造が変化するため、
骨盤底筋の再教育が非常に重要です。
当院では、泌尿器科専門医として
を行った上で、
保存的治療としてBIJIRISをご提案しています。
いきなり手術ではなく、
まずは低侵襲治療からという考え方です。
■ 性機能サポートという側面
骨盤底筋は、
勃起や射精機能にも関与しています。
特に、
は骨盤底筋の筋力と関連します。
筋肉がしっかり働くことで、
血流保持や圧力維持が安定します。
これは男女ともに共通する重要なポイントです。
■ 「年齢のせい」と諦めない
更年期以降の骨盤底機能低下は、
加齢変化の一部ではあります。
しかし、
筋肉は何歳からでも鍛えられます。
- 産後ケアとして
- 将来の予防として
- 術後リハビリとして
- 性機能サポートとして
目的に応じて活用できるのがBIJIRISの強みです。
■ 名古屋で骨盤底トータルケアをお探しの方へ
当院では、
単に機器を使うだけではなく、
✔ 泌尿器科専門医による評価
✔ 病態に応じた治療選択
✔ 必要であれば手術との比較説明
まで行っています。
無理に治療を勧めることはありません。
「ちょっと気になる」
その段階で、ぜひご相談ください。
尿もれ治療からフェムケア、性機能サポートまで。
骨盤底を整えることは、
人生の質を整えることにつながります
座るだけの尿もれ治療「BIJIRIS(ビジリス)」を導入します
こんにちは。
名古屋市中村区 そえだ腎・泌尿器科クリニック院長の副田です。
このたび当院では、
骨盤底筋を“座るだけ”で鍛える医療機器「BIJIRIS(ビジリス)」を新規導入します。
尿もれ治療だけではありません。
- フェムケア、産後ケア
- 前立腺癌の術後尿失禁
- 更年期以降の骨盤底機能低下
- 性機能サポート
まで含めた、
骨盤底トータルケア治療としてご提案していきます。
■ 骨盤底筋治療が今、注目されている理由
「骨盤底筋」という言葉は聞いたことがあっても、
実際にその重要性を理解している方は多くありません。
骨盤底筋は、
を支える“ハンモック状の筋肉”。
この筋肉が弱ると、
✔ 咳・くしゃみで尿が漏れる(腹圧性尿失禁)
✔ 出産後の膣のゆるみ
✔ 加齢による排尿コントロール低下
✔ 性機能の低下
など、さまざまな症状が起こります。
特に近年は、
フェムケアやQOL向上への関心の高まりから、
骨盤底筋治療が再評価されています。
■ BIJIRISとは?
BIJIRISは、高密度電磁刺激(HIFEM)を用いて
骨盤底筋を強力に収縮させる医療機器です。
治療の特徴
✔ 服を着たまま
✔ 20〜30分座るだけ
✔ 痛みほぼなし
✔ ダウンタイムなし
1回の治療で、
数千回レベルの深部筋収縮を発生させます。
通常の骨盤底筋体操では難しい、
インナーマッスルへの強力な刺激が可能です。
■ なぜ“座るだけ”で効果が出るのか?
骨盤底筋体操は有効ですが、
- 正しく収縮できていない
- 継続できない
- 効果が実感できない
という課題があります。
BIJIRISは、
自分の意思とは無関係に最大収縮を繰り返すため、
効率的に筋力向上を図れます。
いわば、
“強度の高い自動トレーニング”。
続けられない方ほど相性の良い治療です。
■ 治療回数の目安
- 週1〜2回からスタート
- 少なくとも6〜8回、その後はのんびりと続けましょう
筋肉は継続刺激によって強化されます。
回数を重ねるごとに安定性が増していきます。
■ 手術との違い
| BIJIRIS | 手術 |
|---|
| 切らない | 穿刺や切開あり |
| 麻酔不要 | 麻酔必要 |
| ダウンタイムなし | 回復期間あり |
| 外来で完結 | 入院が必要な場合あり |
重症例では手術が適応になることもありますが、
まずは低侵襲治療から検討する時代です。
■ 名古屋で骨盤底筋治療をお探しの方へ
当院では泌尿器科専門医が診察し、
状態に応じた治療をご提案します。
無理に治療を勧めることはありません。
まずはお気軽にご相談ください。
次回は、
フェムケアと性機能への作用について詳しくお話しします。
切らない尿もれ治療という新常識
― BIJIRIS × PRPで“根本改善”へ ―
こんにちは、院長の副田です。
「トレーニングは続かない」
「手術は怖い」
そんな方のために、
当院では “切らない治療” を用意しています。
① BIJIRIS(ビジリス)
高密度電磁刺激で
骨盤底筋を“自動トレーニング”する医療機器。
服を着たまま20〜30分座るだけです。
👉 数千回分の筋収縮
👉 インナーマッスルまで刺激
海外データでは
約60〜80%が改善
■通院目安
週1〜2回 × 6〜15回(2、3ヶ月でも効果を感じられますが継続するほど改善します)
「頑張らなくていい治療」です。
忙しい方ほど喜ばれます。
② PRP(多血小板血漿)療法
さらに一歩進んだ選択肢。
自分の血液から成長因子を抽出し、
尿道周囲へ注入する再生医療です。
👉 組織修復
👉 コラーゲン増生
👉 尿道の締まり回復
臨床報告では
・改善率 70〜80%
・パッド不要 30〜40%
手術せずここまで改善が期待できます。
そして当院は
国内でも早期から導入している専門施設の一つ です。
【PRP+BIJIRISの併用】
👉 組織を強くする × 筋肉を鍛える
理論的にも最強の組み合わせ。
改善スピード・満足度ともに非常に高いと思います。
「早く治したい方」ほど、この選択はいかがでしょうか。
最後に
尿もれは命に関わらない。
でも、
旅行
仕事
運動
外出
人生の自由をじわっと奪います。
だからこそ
我慢しなくていい病気です。
腹圧性尿失禁は
「歳だから仕方ない」ではなく
「ちゃんと治療できる時代」。
気軽に相談してください。
それが一番の近道です。
腹圧性尿失禁は保険診療でここまで治せます
― 手術だけじゃない!実は選択肢が多いんです! ―
こんにちは、院長の副田です。
前回お話しした腹圧性尿失禁。
「治療できる」と言われても
「結局、手術でしょ?」
「なんだか大変なんじゃ…」
そう思っていませんか?
実は違います。
いきなり手術になる方は少数派です。
まずは負担の少ない治療から始めます。
腹圧性尿失禁の第一選択は
① 骨盤底筋トレーニング
いわゆる“尿もれ体操”。
正しく継続できれば
👉 約50%前後が改善
軽症ならこれだけで十分治る方も多いです。
ただ…
正直に言うと
「続かない人がほとんど」 なんですよね。
・やり方が分からない
・効いてる実感がない
・三日坊主になる
これが最大の壁。
きちんとしたやり方で3ヶ月以上継続する必要があるので、
途中で続けられなくなる方が多いです。
② 手術(スリング手術など)
中等症〜重症では
👉 改善率80〜90%
と非常に有効。
ただし
・入院
・ダウンタイム
・合併症リスク
があるため、
「できれば避けたい」という声も多いのが現実です。
つまり今までは…
✔ 体操(効くけど続かない)
✔ 手術(効くけどハードル高い)
この “両極端” しかなかった。
だから
「我慢する」という選択をしてしまう人が多かったんです。
でも最近は違います。
次回予告(ここが本題)
実は今、
✅ 座るだけで骨盤底筋を自動トレーニングできる機械
✅ 切らずに組織を再生させるPRP治療
という
“骨盤底筋体操と手術の間” を埋める最新治療 が登場しています。
当院でも導入しており、
特に尿失禁に対するPRP治療に関しては国内2人目、西日本では唯一の治療施設になります(2026年2月17日現在)。
次回、
👉 BIJIRIS(ビジリス)
👉 PRP再生医療
について詳しく解説します。
正直、ここが一番読んでほしい回です。
第1話 尿もれってなんで起こるの?
咳やくしゃみで尿もれ…それ、実は「治療できる病気」です
― そもそも腹圧性尿失禁とは?―
こんにちは。院長の副田です。
外来で、こんな相談を本当によく受けます。
「咳でちょっと漏れて…」
「パッドはしてるけど、歳のせいですよね?」
「恥ずかしくて今まで誰にも言えませんでした」
実はこれ、
腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)=尿もれ
という立派な“病気”です。
でも多くの方が
「年齢のせいで仕方ない」
「出産したらこうなるもの」
と我慢してしまっている。
これ、すごくもったいないです。
こんな症状ありませんか?
✔ 咳・くしゃみで漏れる
✔ 笑った瞬間ハッとする
✔ 走れない・ジャンプできない
✔ 常にパッドが手放せない
✔ 出産後からずっと続いている
1つでも当てはまれば、典型的な腹圧性尿失禁です。
実はかなり多い病気です
データでは
・40歳以上女性の 約30〜40%
・出産経験者の 約50%
・前立腺手術後男性の 20〜40%
つまり
「珍しい」どころか、ありふれた病気。
でも「相談しにくい」んですよね。
なぜ漏れるの?
原因はシンプル。
👉 骨盤底筋・尿道括約筋のゆるみ
出産・加齢・手術などで筋肉が弱ると、
お腹に力が入った瞬間に尿道が支えきれず漏れてしまいます。
いわば
“筋力低下によるゆるみ”
つまり…
▶︎ 筋肉や組織を回復させれば、改善できる
ということ。
つまり…
▶︎ 筋肉や組織を回復させれば、改善できる
…大事なことなの2回言いました。
腹圧性尿失禁は、医学的に治療できる疾患 なんです。
次回予告
「でも実際どうやって治すの?」
そう思いますよね。
次回は
👉 保険診療でできる基本治療
👉 骨盤底筋トレーニングの効果
👉 手術ってどんな人が対象?
このあたりを リアルな数字付きで解説します。
実は
「約半数の方が、手術せずに改善しています。」
知らないと損です。
ぜひ次回も読んでください。