膀胱鏡検査(内視鏡検査)

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膀胱鏡検査(内視鏡検査)

膀胱鏡検査は、膀胱の内部や尿道の状態を直接観察するために行われる内視鏡検査です。

膀胱鏡という細長い管状の器具を尿道を通して膀胱内に挿入し、カメラで膀胱内を観察します。

この検査は、尿道や膀胱に異常があるかどうかを確認するために使われます。

膀胱鏡検査の主な目的

  • 血尿の原因の特定:尿に血が混じっている場合、その原因を確認するために行われます。
  • 膀胱がんの診断:腫瘍の形態を確認するために重要です。また、治療後は再発がないかどうか、定期的に検査を行います。
  • 膀胱結石や異物の確認:結石や異物があるかどうかを確認します。
  • 尿道狭窄や炎症の確認:尿道や膀胱に炎症や狭窄がある場合、膀胱鏡で診断できます。

鎮静下での膀胱鏡検査(ご希望の方のみ)

柔らかいカメラ(軟性鏡)もございますので、鎮静下でなくても比較的楽に検査はしていただいておりますが、

「尿道から管を入れることに抵抗がある。」

「想像しただけでも痛そうで怖い。」

とのお声をたくさん聞いてまいりました。

そのため、当院では鎮静下(うとうとした状態)での膀胱鏡検査を行なっております。

痛みや不快感を軽減し、検査をスムーズに進めることが可能です。

当院の麻酔は麻酔科標榜医(全身麻酔管理300例以上)の院長が行います。

※既往歴や常用薬によっては鎮静下で行えない場合がございます。

検査の流れ

1回目の受診:診察

まずは症状に合わせて体に負担の少ない検査(尿検査、エコー検査、等)をし、膀胱鏡検査が必要かどうかの診察をいたします。

膀胱鏡検査に進まれる方は検査予約をお取り頂きます。

通院中に膀胱鏡検査が必要になった方はその時に検査予約をお取り頂きます。

※当日の膀胱鏡検査は基本実施しておりません。(緊急時は除く)

2回目の受診:膀胱鏡検査

  1. 診察
  2. 静脈麻酔(希望者)と局所麻酔(全員)を使用します。
  3. 尿道に膀胱内視鏡を入れ、尿道、膀胱内の観察。
  4. 酸素濃度管理下での30分安静。(静脈麻酔使用時のみ)
  5. 診察、結果説明

検査後

  • 検査後は尿が出る際に軽い痛みや不快感があることがありますが、通常は数日で改善します。
  • 時には軽い血尿が見られることもありますが、これも時間とともに収まります。

検査のリスク

  • 軽い痛みや不快感、短期間の血尿
  • 感染のリスク(ただし、抗生物質が予防的に処方されることがあります)